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【おすすめ子育て本】「わが子の運動神経がどんどんよくなる本」

【書籍紹介】わが子の運動神経がどんどんよくなる本のタイトル画像

はじめに

今回は、 ジュニアアスリートの育成に取り組む中でたくさんの子どもの運動能力を観察・分析してこられた遠山健太さんが「子どもの運動神経を伸ばすために家庭でできること」を教えてくれる本を紹介します。

Toshi
  • タイトル
    わが子の運動神経がどんどんよくなる本
  • 著者
    遠山健太
  • 発売日
    2020/6/25
  • 出版社による紹介文
    「子どもが6歳になるまで」の親の育て方しだいで、一流アスリートになりうる素地(運動能力)を勝ち取ることができるという遠山健太氏! トレーニングと生活改善によって、こどもの運動能力をグングン伸ばす方法を教えます。

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うちはパパもママも運動オンチだから、子どもも運動神経が悪いみたいで。

親の運動神経に関わらず、子どもの運動神経を伸ばすことができる方法をたくさん紹介されている本なんですよ。「こんな人に読んでほしい」というものを以下にまとめているのでチェックしてみてくださいね。

Toshi

こんな人に読んでほしい

  • 運動神経の良い子と、悪い子の違いはなぜ生まれるのか知りたい
  • スポーツ系の習い事でおすすめのものを知りたい
  • 習い事はできるだけ小さい頃から始めさせたほうが良いのか知りたい

習い事を始める時期や、何をやらせるのが良いかわからないので知りたいです。

はい。そのような悩みにも答えてくれる本ですよ。どんな点でおすすめなのか以下で紹介していきますね。

Toshi

なぜおすすめなの?

①運動神経の良い子と悪い子の違いがなぜ生まれるのか知りたい

「運動神経は遺伝で決まる」と言う偏見はいまだに根強く存在するようですが、この本の中で遠山さんは明確に否定されています。

子どもの運動神経を向上させるために必要なのは、普段体を動かすことのできる「環境」であり、親がやるべきことは子どもが少しずつでも運動できるような遊びや動作を生活の中に取り入れていくこと(つまりどの家庭でも簡単にできることで運動神経は向上させられる!)。

運動神経の良い子と悪い子の違い。それは単に環境の違いが大きいということなのですが、ではその環境とはどのように作ることができるのかということについて詳しく説明された本ている点が、「運動神経の良い子と悪い子の違いは?」と疑問に感じている方におすすめの理由です。

ある有名な体操の選手が、一人目の子に積極的に運動をさせていたら簡単に高度な動きができるようになり、「さすが私のDNAを引き継いでいる!」と思ったけど、その後に生まれた二人目の子に特に運動をさせていなかったら全く運動ができない子に育ってしまった、という話を以前聞いたことがあります。まさに「運動させるか、させないか」だけの違いなのかもしれませんね。

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②スポーツ系の習い事でおすすめのものを知りたい

おすすめのスポーツは全身運動系、と遠山さんは書かれていますが、必ずしも習い事をさせなくても運動能力は向上させられるともおっしゃっています。特に「遊び」の中で向上させることができる運動能力については、目から鱗の内容です。

遠山さんはこの本の中で、「せっかく運動するならどんなスポーツでも思いっきり楽しめるような運動能力を身につけたほうが良い」と書かれています。そのような目的に対して、どのような基本動作を遊びの中に取り入れていくことが良いかがたくさん紹介されているため、「まず習い事!」と考えてしまう人には大変参考になる内容だと思います。

③習い事はできるだけ小さい頃から始めたほうが良いのか知りたい

②で書いたとおり、運動能力は遊びの中で向上させることができます。また、それ以外にも家庭でのお手伝いの中でもできることがあると遠山さんは書かれています。例えば、洗濯、そうじ、調理など。
さらには、お手伝いを通じた親子のコミュニケーションは、動作を身につける以外にも子どもに家庭内での役割を持ってもらうことによる副次的なメリットがあるようですよ。

また、どのスポーツに本格的に取り組むかを決めるのも、まったく急ぐ必要がないと書かれている点は大変興味深いです。「早く始めたほうが有利」という既成概念があるように思いますが、そういった考えに対してアドバイスをくれる本であることがおすすめの理由です。

まとめ

子どもの運動神経を伸ばすための仕掛けを家庭の中に作ることはできること、色んな運動を経験させることが大切ということ、運動は普段の生活の中にもちょっとした意識によって取り入れることができること、がわかりやすく紹介されていてとても参考になる内容ですね。

Toshi

習い事は早く始めたほうが良いとばかり思っていましたが、誤解があったようです。普段からできる運動についてもっと考えてみようと思います。

  • タイトル
    わが子の運動神経がどんどんよくなる本
  • 著者
    遠山健太
  • 発売日
    2020/6/25
  • 出版社による紹介文
    「子どもが6歳になるまで」の親の育て方しだいで、一流アスリートになりうる素地(運動能力)を勝ち取ることができるという遠山健太氏! トレーニングと生活改善によって、こどもの運動能力をグングン伸ばす方法を教えます。

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  • この記事を書いた人

Toshi

横浜市在住。普段は業務改善・問題解決を専門とする人。2児の父。
モンテッソーリ教育を受ける我が子を観察しつつ育児の参考になる書籍を年間50冊読み独自に分析。
世の中のパパ・ママが「子育てのこんなこと知りたい」と思った時にすぐ情報に辿りつける仕組みがあればいいのに、と思ったのがこのサイトのはじまり。

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