親子の関わり方

【おすすめ子育て本】子どもの自己効力感を育む本

書籍紹介 子どもの自己効力感を育む本 タイトル画像

はじめに

今回は、子どもに必要な力のひとつである「自己効力感」はどうすれば身につけられるのか、について書かれた本を紹介します。

Toshi
子どもの自己効力感を育む本 表紙画像
  • タイトル
    子どもの自己効力感を育む本
  • 著者
    松村亜里
  • 発売日
    2020/3/14
  • 出版社による紹介文
    自己効力感とは「成功するかわからないけどとくかくやってみよう」という気持ち。
    この力、育ててあげたいと思うママは多いのではないでしょうか。人は誰もが自己効力感を持って生まれてくるといいます。生まれ持った自己効力感を育むのは日常の中のママの声がけ。
    「あなたは賢い」「天才だよ」良かれと思ってかけてきた言葉が、実は自己効力感を下げていたとしたら…⁈
    一体どんな言葉をかければいい?
    本書では、子どもたちの自己効力感を最大限に引き上げる声がけを30のシチュエーションでご紹介。効果は一瞬で表れるから、ママと子どもに幸せのサイクルが生まれます。

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まずは、この本を読んでほしい人について以下にまとめたので、自分にマッチするかチェックしてみてください。

Toshi

こんな人に読んでほしい

  • 自己効力感とは何か、自己肯定感とはどう違うのか、を知りたい人
  • いつも子どもを褒めてばかりの人
  • 自己効力感を身につけるために必要な声かけの方法を知りたい人

自己肯定感ってよく聞くけど、自己効力感ってあまり聞いたことないですね。どう違うのかな?

どちらも必要な力ではありますが、この本を読めばその2つの違いや、どのように身につけさせると良いかがわかると思います。

Toshi

どうしておすすめなの?

自己効力感とは何か、自己肯定感とはどう違うのか、を知りたい人

自己効力感とは、「成功するかわからないけどとにかくやってみよう」と思う気持ちのこと、と本書では紹介されています。言い換えると、「結果を恐れずに挑戦する力」のことです。

自己効力感が低い人は、失敗を恐れすぎて新たなチャレンジを楽しめないので、結果的にうまくいかずますます自身を失くしてしまう、そんな悪循環に陥ってしまいます。子どもがどんどん新しいことにチャレンジしたいと思えるようになるために、身につけさせてあげたい力ですね。

一方自己肯定感は、「自分自身に満足できている」「自分のありのままを受け入れることができる」気持ちのことです。

この本の中では、「自己肯定感単独は場合によっては壊れやすいけど、自己効力感と組み合わせた自己肯定感であれば相乗効果を生み出すことができる」と言ったことが書かれていて、両者をどのように育んでいけばよいかをわかりやすく教えてくれます。

いつも子どもを褒めてばかりの人

いつも子どもを褒めてばかりいる人にこの本をおすすめしたい理由、それは、この本が「褒め方によっては自己効力感を育てるよりも逆効果」ということを教えてくれるからです。

この本では、同じ褒め方でも「能力を褒める」ことと「プロセスを褒める」ことがどのように違うか、子どものその後の行動にどのような影響を与えるかについて詳しく書かれています。

「褒めは意識的にやっているけど、『結果を恐れずに新しいことにチャレンジしていく』という子に育っているようには思えない」という人にとっては、ちょっとした褒め方のポイントを変えてみるためのヒントに溢れたこの本は参考になると思います。

自己効力感を身につけるために必要な声かけの方法を知りたい人

この本のすごいところは、「子どもの行動に対してどのような声掛けをすれば自己効力感をアップさせることができるか」ということについて、30ものシチュエーション別に紹介しているところです。

例えば、「ボクが一番上手だったでしょ?」(よくありますね!)と言ってきた時に、「他のこと比較して褒めない」「能力を褒めない」ということを意識するとどのような褒め方が良いか。

また、子どもが何かを失敗したり、自信をなくした様子の時にどのような声掛けをしてあげればよいか、など具体的に「あるある!」と思えるシチュエーションについてどのようなことを意識して対応すれば良いかが詳しく書かれていて、すぐに実践できるはずです。

まとめ

プロセス褒めが重要、というのは色んな本にも書かれていることですが、なかなか難しいですよね。
この本には具体的なシチュエーション例について、どのような褒め方をすることが「プロセスに注目する」ことと言えるのか、がとても詳しく説明されているので理解がしやすかったですね。

Toshi

自己効力感を育てていけば、自己肯定感も自然と育っていくという点が私にはとてもしっくりくる気がしました。

子どもの自己効力感を育む本 表紙画像
  • タイトル
    子どもの自己効力感を育む本
  • 著者
    松村亜里
  • 発売日
    2020/3/14
  • 出版社による紹介文
    自己効力感とは「成功するかわからないけどとくかくやってみよう」という気持ち。
    この力、育ててあげたいと思うママは多いのではないでしょうか。人は誰もが自己効力感を持って生まれてくるといいます。生まれ持った自己効力感を育むのは日常の中のママの声がけ。
    「あなたは賢い」「天才だよ」良かれと思ってかけてきた言葉が、実は自己効力感を下げていたとしたら…⁈
    一体どんな言葉をかければいい?
    本書では、子どもたちの自己効力感を最大限に引き上げる声がけを30のシチュエーションでご紹介。効果は一瞬で表れるから、ママと子どもに幸せのサイクルが生まれます。

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  • この記事を書いた人

Toshi

横浜市在住。普段は業務改善・問題解決を専門とする人。2児の父。
モンテッソーリ教育を受ける我が子を観察しつつ育児の参考になる書籍を年間50冊読み独自に分析。
世の中のパパ・ママが「子育てのこんなこと知りたい」と思った時にすぐ情報に辿りつける仕組みがあればいいのに、と思ったのがこのサイトのはじまり。

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